個人投資家や個人株主向けのIR活動

IRとは、InvestorRelationsの頭文字でインベスターは投資家、リレーションズは相互関係を意味します。
企業が投資家や株主向けに経営状況や財務状況などを発信し、投資の判断基準にしてもらう活動全般のことです。
近年では経営や財務だけではなく、企業が行う地域振興やボランティア活動、環境にいかに配慮しているかや株主優待のある企業は優待内容なども、投資家に情報開示しています。
投資家や株主はインベスターリレーションズ活動を通じて企業理念や特色、リスクやリターンを判断でき資産運用計画を見直せるので便利です。
企業では投資家層の変化に伴い、個人投資家や個人株主向けに特化した新しいタイプのインベスターリレーションズ活動を行うなど、柔軟に対応しています。

進化するインベスターリレーションズ

以前は一部の高額所得者や、退職金で株式や債券を購入する高齢者などに限られていた投資ですが、確定拠出年金の導入や株主優待のみが目的で株式を購入する主婦など、投資へのハードルが随分下がりました。
企業も個人投資家や個人株主向けのIR活動が新たに必要となり、株主総会に興味の無い若い投資家向けにメールやホームページで経営情報を報告したり、パソコンよりもスマートフォンを閲覧する主婦層のために両方から見易いサイトデザインにするなどの工夫が迫られています。
大手企業はもちろん宣伝広告費に経費を割けない中小企業にとっては、企業の長所やこだわりを株主や投資家に理解してもらえる活動のため、時代に合わせてインベスターリレーションズ活動を進化させていくことが大切です。

パブリックリレーションズからインベスターリレーションズへ

投資家や個人株主向けに広報されてきたIR活動ですが、工場見学やボランティアなどは積極的に発信した方が企業のイメージアップになるため、ホームページ上で専用ページを作り活動成果を報告する企業が増えてきました。
この方法はパブリックリレーションズと言い、頭文字を取ってPR活動と言われて来ましたが、株価や配当金額の推移などPR活動よりも更に詳しく情報開示をしています。
株主優待の内容を細かく説明している企業もあり、これはまだ企業に投資していない一般人にコンプライアンスや株主になった場合のお得情報を知ってもらうことで興味を惹き、新しい投資家や新しい株主を得ることが目的です。
インターネットは世界中と繋がっているため、外国人投資家にもアピールすることもできます。